先週の妊婦健診で、稽留流産と診断されました。まだお腹の中に、赤ちゃんは居ますが、明日、手術を受ける予定です。
これまでの不妊治療の中で、妊娠・出産の奇跡、妊娠率・流産率の現実など、勉強してきたし、今回は先生から卵のグレード良くないから流産率も上がると言われていたので、ある程度、流産の覚悟はしてましたが、やはり稽留流産と判った時は、とても悲しくてなりませんでした。気を緩めると涙が出てきました。
それが自然な心の反応ですよね。
心拍確認のその後。流産の兆候⁇
6週目で心拍を確認し、母子手帳ももらってくるようにと言われ、その後は何も問題なく過ごしていました。第1子の時と同様、胃もたれ、吐き気、頭痛、眠気、便秘がありました。胃もたれと頭痛は、割としんどかったです。
7週目の後半で、そのひどかった胃もたれと頭痛が軽減されたんです。あれ?これはもしかして流産の兆候か?と、不安になりました。夫にも伝えました。夫はこの時から半分くらい流産の覚悟をしていたそうです。
でも、やはり、胃もたれ、気持ち悪さ、眠気、だるさが強く出る日もあり、あれ?やっぱり大丈夫なのかな。つわりみたいものかな。と安心する日もありました。
そんな体調の良い日と悪い日を繰り返しながら、8週目頃には少し体型が変わってきた感じがしていました。今まで履いてたパンツが少しきつく感じたり、お腹や腰まわりの肉付きがよくなったり…。
夫もちょっと下っ腹が出てる感じがしてきたと言っていました。
この頃は、順調に育ってる予感がしていました。母子手帳ももらいに行きました。
稽留流産確定
9週0日に妊婦健診がありました。この日も朝からいつものパンツがきつく感じて、「ワンサイズ上の物を買おうかなー」なんて思っていました。
内診台に上がり、経膣超音波検査を受けながら、モニターを見せてもらっていました。赤ちゃんが大きくなっていて、頭でっかちの2頭身がはっきりと見えました。可愛い姿でした。先生も「こっちが頭でこっちが体がです」と教えてくれました。
でも、私が見てても、あれ?心臓どこ?と思うくらい、心拍が見えませんでした。先生からも「9週相当の大きさに育ってるから、通常この辺りに心臓が動いてるのが見えるんだけど、見えてこないんですねー」と言われました。先生が丁寧に診てくれましたが、「見えにくいと言うことではなくて、心拍が止まってるということだと思います」と言われて、内診台を降りて診察室に戻りました。
想定はしていたものの信じられない気持ちを抱え、手術が待機かの説明を受けました。
その場では結論を出せず、夫と相談して決めることにして、3日後に予約を取って帰宅しました。
仕事中の夫にLINEでひとまず事実だけを伝えました。夫からも短い言葉で返信がきました。
妊娠を伝えていた数少ない人たちにも報告をしました。
そして、3日後の診察でも、心拍は確認できませんでした。(確認できるわけないのですが、もしかしたら心拍復活するかも?!と5%くらい思ってました)
事実をどう受け止めるか
想定していたとはいえ、事実を受け止めるのは辛く、悲しいことです。
1週間が経ち、今は、事実を受け止めています。が、毎日は、雲がかかったような低迷した気持ちで過ごしています。
稽留流産と判ってからしばらくは、頭で理解しようとする自分と、心で感じとる自分とを交互に繰り返していました。
「なんで?何がいけなかったの?」そう考えたら、きりがなく、どんどん辛く悲しい世界に落ちていくことはわかっていました。そして、何故なのかと言う問いに答えがないこともわかっていました。だから、それはしないようにしました。
理由は、赤ちゃんの生命力が弱かったことと、それでも9週まで頑張った赤ちゃんの生命力をそれ以上に引き出せなかった私の母体の弱さ。そう考えました。
そして、誰にでも起こりうる流産と言うことが私の身に起きた。なにも流産だけでなく、生きていたらそういうことはたくさんある。事故や事件に遭ったり、宝くじが当たったり、、、。
なぜ流産してしまったのということよりも、赤ちゃんを授かって得たものは何か、赤ちゃんを失って得たものは何か、そう考えることにしました。
深刻に、一生懸命考えなくても思い当たることがいくつかありました。そう考えているうちに、自然と事実を受け止めていたように思います。
現実を受け止めても、赤ちゃんとのお別れは悲しいです。稽留流産と判ってからもずっとお腹の赤ちゃんを感じながら生活しています。
でも、事実を受け止められなかった時の悲しみと、今の悲しみは、悲しみの種類が違うという感じです。
今日は、お腹の赤ちゃんに
「よく頑張ったね。ありがとうね。一緒に過ごした9週間、楽しかったよ。何十年後かに天国で会おうね。それまでパパママお姉ちゃんを見守っててね。あなたがくれた幸せをずっと忘れないよ。本当に本当にありがとうね。」
と言いながら、眠りにつこうと思います。
手術が終わったら、手術までの気持ちや、手術後の気持ちを書きたいなと思っています。