かすがいのブログ

不妊治療と心理学と私。本業カウンセラーの私の妊活・不妊治療・子育て体験や思いを綴るブログです。

夫婦の話し合いのコツ 奥様編

前回に続き、夫婦で妊活・不妊治療のことを話し合う時に知っておくと良いコツ、今回は、奥様編をまとめました。(前回同様、奥様中心に、夫婦で不妊治療中、奥様から話を持ちかける場面を想定しました。)

 

コツ① コンディションの良い時を選ぼう

これは、ご主人編でも書きました。奥様からご主人に話を持ちかける時、ご主人のコンディションの良い時を選ぶことがまず最初のステップ!

人間は、自分がストレスフルな時に、人の話を聴くことは、なかなか難しいものです。お腹空いている、眠たい、急いでいる、疲れている、体調が悪い、別のことをしてる最中、何かに悩んでいる、後に嫌なことを控えているなど、ストレスがかかっている時、コンディションが悪い時は、話し合いに集中することが出来ません。

しっかり話し合いたい時は、相手のコンディションが良いかどうかを気にかけて、話を切り出してみることが大事だと思います!

 

「今日、話したいことがあるから、時間作って」と、事前に連絡をしておくのも一つの方法ですね。

 

コツ② 主旨から伝えよう

話し合いをする時には、まず、相手が「話を聴こう。話し合おう。」という気持ちになっていなければ、話し合いにはなりません。「何のための話なのか」「今日の話はどういう主旨なのか」が、おおよそわかっていれば、内容が頭に入りやすいですね。

相談なのか、

報告なのか、

話を聴いてほしいのか、

意見が聞きたいのか、

迷っているのか、

悩んでいるのか、

何か決断したいのか、という話の主旨を最初に伝えること。

「相談があるんだけど、、、」「診察の報告なんだけど、、、」と、まず、最初に伝えることで、相手は「そのつもり」で話を聴くことが出来ます。何の話なのかがわからないまま、話がスタートすると、伝わりにくいですね。

最初に、話の主旨は何なのかを伝えるとスムーズに話し合いが進みます。

 

コツ③ あらかじめ時間を提示しよう

「いつまでこの話が続くの?」と思いながら人の話を聴いていると、話の内容がちっとも頭に入りません。いつまで続くかわからない状況だと、しなければいけない他の用事をしたくなってしまいます。「ながら聴き」ですね。

しかし、あらかじめ「30分で話が終わりそう」とわかっていたら、「話をした後に、〇〇すればいいな」とか、考えられますよね。

「ゆっくり今後のことを話し合いたい」とか、

「先生に言われたこと伝えたい。5分で済むよ」とか、

短く話が終わるのか、長くじっくり聴いてほしいのかを、最初に伝えておくと良いと思います。

話すのにどれくらいの時間を要するのか見当がつかないこともあると思いますが、できる限り見当をつけること・話の最初にそれを提示することで、忙しい中でも、その時間は、ちゃんと向き合って話をしやすくなります。

 

コツ④ 「私」を主語にして話そう

主語を「私」にして話す話し方。これを「わたしメッセージ(I message)と言います。「私はこう感じた」「私はこう思う」という話し方のことです。

「あなた」を主語にすると批判的で、相手を責めるような言い方になりやすいですが、「私」を主語にすることで、自己主張的な伝え方ができるようになります。

 

例えば、

(あなたメッセージ)「あなたは、どうして病院に行ってくれないの」 

(わたしメッセージ)「わたしは、一緒に病院に行って欲しい」

 

(あなたメッセージ)「あなたが、何を考えてるかわからない」

(わたしメッセージ)「わたしは、あなたの考えが知りたい」

          「あなたの考えがわからなくて不安なの」

 

(あなたメッセージ)「あなたは、私の気持ちが解ってない」

(わたしメッセージ)「わたしは、理解してもらえなくて悲しい」

 

(あなたメッセージ)「もっと真剣に考えてよ」

(わたしメッセージ)「もっと真剣に考えてくれたら、わたしは、嬉しい」

          「真剣に考えてくれないと、わたしは、辛い」 

いかがですか?

 

以上、奥様(話し合いを持ちかける方)の話し合いのコツ、①から④でした。

ぜひ、お試しください (^ ^)

 

 では、詩をひとつ。

祝 婚 歌

二人が睦まじくいるためには

愚かでいるほうがいい

立派すぎないほうがいい

立派すぎることは

長持ちしないことだと気付いているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい

完璧なんて不自然なことだと

うそぶいているほうがいい

二人のうちどちらかが

ふざけているほうがいい

ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても

非難できる資格が自分にあったかどうか

あとで

疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは

少しひかえめにするほうがいい

正しいことを言うときは

相手を傷つけやすいものだと

気付いているほうがいい

立派でありたいとか

正しくありたいとかいう

無理な緊張には

色目を使わず

ゆったり ゆたかに

光を浴びているほうがいい

健康で 風に吹かれながら

生きていることのなつかしさに

ふと 胸が熱くなる

そんな日があってもいい

そして

なぜ胸が熱くなるのか

黙っていても

二人にはわかるのであってほしい

 

出典元:二人が睦まじくいるためには 吉野弘

 

二人が睦まじくいるためには

二人が睦まじくいるためには