かすがいのブログ

不妊治療と心理学と私。本業カウンセラーの私の妊活・不妊治療・子育て体験や思いを綴るブログです。

夫婦の話し合いのコツ ご主人編

子づくり・妊活・不妊治療をしていると、夫婦で話し合う機会が、たびたびありますよね。

この話し合い、皆さんは、難しいと感じたことありませんか?

不妊治療へのモチベーションや考えが同じ夫婦や、すんなり話せる話題であれば良いですが、そうではないとき、話し合うのに気を使うことありますよね⁈

話を切り出すタイミング・伝え方など、気をつけながら話しても、結局うまく伝えられなかったり、喧嘩になっちゃったり…。なぜかうまく伝わらない…。子どもが欲しくて頑張りたい気持ちは同じはずなのに、ちょっとさみしいですよね。

 

今回は、不妊治療の経験に心理学を織り交ぜて、デリケートな話題である妊活・不妊治療について話し合う夫婦の話し合いのコツをまとめてみました。まず、ご主人編から。(奥様を中心に、夫婦で不妊治療中、奥様から話を持ちかけられる、という場面を想定しています)

コツ①  大前提を理解しよう!

まず、大前提として、奥様は、不妊治療はしたくない」ということを頭においてください!

じゃ、なんで不妊治療してるの?

それは子どもが欲しいから。奥様は、子どもが欲しいのであって、不妊治療がしたいのではないんです。子どもを授かる為に必要だから不妊治療をしてるのです。それしか道がないからしてるのです。しなくて済むならその方がいいに決まってます!

 

この大前提を頭においておかないと、

「どうしたいの?」とか、

「あなたのしたいようにしよう」とか、

「やりたくないならやめてもいい」とか、

言ってしまうんです。そして、奥様を傷つけてしまう、怒らせてしまうんです。

ご主人からしてみれば、奥様な気持ちを尊重しようと思って言ったのになんで?と思いうかもしれません⁈ それは、奥様は不妊治療をしたいわけではないからなんです。だから、「どうしたい?」とか「やりたくないなら、、、」と言われると、もやっと、いらっと、かちんと、きてしまうわけなんですよね。

大前提として、「不妊治療をしたくてしてるわけではない」という奥様の気持ちを理解しておくことが大事です。

 

コツ② 生理や治療のサイクルを把握しよう

不妊治療は、その日その日が大事です。生理がきた日、排卵日、判定日など、毎月のことであっても、その日その日が大事な日なんです。そして、その日、その瞬間に奥様の心は変わるんです。

妊娠への期待を胸に抱いて過ごしていても、生理がきたとわかった瞬間その気持ちは、落胆や悲しみに変わります。 

「今日、タイミングを持って」と先生に言われたら、その瞬間に気合いが入ります。

その日、その瞬間で気持ちが変化していく奥様と話し合うためには、「今日がどういう日なのか」を把握しておくことが大事です。

 

コツ③ コンディションの良い時を選ぼう

妊活・不妊治療の話は、デリケートな話です。片手間にできる話ではないですし、「ながら聴き」なんて、もってのほかです。

だからこそ、しっかりと奥様と話し合いができるコンティションの時を選ぶことが大事です。

体調が悪い、仕事のことで頭がいっぱいになっている、時間がない、など、事情がある時には、その旨を奥様に伝え、「いつなら話し合えるのか」を必ず提示しましょう。

 

例えば、

「今日は疲れてるから、先にお風呂に入ってくる。お風呂あがったら、話をしよう。少し待ってて。」とか。

「今、仕事のことで悩んでる。今日でなくても良いなら、週末に話すのはどうか。」とか。

ですね。

 

話の内容や奥様の気持ちによっては、「今」話したいと言うこともあるかもしれません。その時には、「疲れてるから、いつものようには、頭が働かないかもしれないけど、今、少し話そう。」言ってみるのもいいのではないでしょうか。

 

しっかり話し合えるコンディションでないことを奥様に伝えず、話し合いをスタートして、心ここにあらずで聴いたり、イライラしたりすると、うまく話し合えないですよね。ちゃんと話し合いたいからこそ、「後で聴く」ということが大事な時もあるのではないでしょうか。

 

コツ④ 話・気持ちを聴こう

正直なところ、「結論」を求めてはいないんです。ほとんどの場合は、結論や解決より、耳を傾けて、話と気持ちを聴いて欲しいんです。

 

「そんなに〇〇なら、〇〇すれば」ではなく、

「そんなに〇〇なんだね」という言葉。これで十分なんです!〇〇なんだということを聴いて欲しいんです。いわゆる傾聴ですね。

傾聴のコツは、あいづちと繰り返し。「うんうん、そうかそうか」と声に出してあいづちを打ち、奥様の言葉を繰り返すんです。

 

例えば、

 

例① 街で妊婦さん見るの辛いんだよね

→✖️気にしない方がいいよ

→✖️外に出ないで家でゆっくり過ごせば?

→◎そうか、辛いんだね

 

例② この先どうしたらいいかわからなくなっちゃった…

→✖️じゃ、少し休む?

→✖️したいようにしていいんだよ

→◎この先が、わからなくなっちゃったんだね

 

例③ ねー、相談があるんだけど。

→✖️何?

→◎相談?

 

いかがですか?

 

ご主人の質問やコメント、意見は、じっくり奥様の気持ちを聴いた後。そうでないと、話したい気持ちでいっぱいになっている奥様の頭と心の中には、ご主人の言葉が入っていかないんです。

傾聴って、聞けば簡単にできそうに思うのですが、やってみると意外と難しい。ぜひ、試してみてください。

 

以上、ご主人が気をつけておくと良い話し合いのコツ①から④でした。次回は、奥様編をまとめたいと思います。