私にとって3つ目となるクリニックに転院し、卵管造影検査や体外受精の説明会を受けている間に、「あるチャンスは無駄にせず」ということで、人工授精を2回行いました。
が、、、結果は出ず。。。
2つ目クリニックと合わせて、人工授精に5回トライしました。人工授精で妊娠する人のほとんどは、2〜3回目までに妊娠しているということを知っていたし、人工授精を始めた時には「3回くらいまでかな」と思っていました。しかし、いざ、結果が出ないと、「次はうまくいくかもしれない…」「きっと次こそは…」と思い、「もう1回」「もう1回」と回数を重ね、結局、5回人工授精を行いました。
3回で、きっぱり止められなかったのは、体外受精へのステップアップに踏ん切りがつかなかったからでもあります。
そして、
体外受精にステップアップするかどうかを悩みに悩んだ結果、ステップアップを決意しました!
体外受精の周期に入る前に3周期お休みを挟みました。気持ちの切り替え、気合いの入れ直しみたいな感じですね。それと、数ヶ月間、毎月、通院して人工授精をして、疲れてしまったというか、「燃え尽き症候群」のようなところもありました。少しセーブしていたお酒を思う存分飲んだり、旅行に行ったり、体外受精が始まるとできなさそうなことをやっておこう!というお休みでもありました。
そして、いよいよ初めての体外受精が始まりました。
通院スケジュールはこんな感じ↓↓
アゴニスト ショート法
診=診察 注=注射 血=採血 鼻=点鼻薬(自分で) です。
(表にしたかったのですが、上手く出来ず。見づらい表記ですみません)
1日目:
2日目:
3日目:注・鼻
4日目:注・鼻
5日目:注・鼻
6日目:診・注・鼻
7日目:注・鼻
8日目:注・鼻
9日目:診・注・鼻
10日目:注・鼻
11日目:診・注・血・鼻
12日目:注・鼻
13日目:診・注(夜)・血・鼻
14日目:
15日目:採卵(軽度のOHSSの為、移植はなし。採卵のみ)
16日目:
17日目:
18日目:診
生理周期3日目から採卵日2日前までの11日間は、毎日通院。プラス、毎日、自分で点鼻薬(卵胞刺激&排卵抑制)をします。
そのうち、7日間は注射のみ(卵胞刺激)なので、所要時間は数十分から長くても1時間程度でした。職場から病院まで、door to doorで20分くらいだったので、仕事は遅刻・中抜けで対応出来ました。私は、注射の痛みはあまり気にならず、毎日の注射が痛くて辛いということはありませんでした。順繰りに違う場所に打ってもらいました。
毎日通院の11日間のうち4日は卵胞確認の診察があったので半日がかり。それでも体外受精の予約枠があり、その時間は、他の患者さんの診察はストップして体外受精の人だけが呼ばれるので、割と待たずに診察してもらえました。時間の見当もつけやすかったですね。
血液検査がある日は、採血(卵胞ホルモン検査)してから結果が出るまで時間がかかるので、所要時間も長くなりました。
採卵日の2日前の夜遅くに注射(HCG、36時間後に排卵を促す作用)のため通院。この日は昼と夜の2回病院に行くことになりますね。
採卵前日は何もなし。ただ、私は、OHSS気味で、お腹が張っていたので、自宅で静かに過ごしました。
採卵日は朝から病院で、体重測定・血圧測定・検温などなど。
そして、いざ採卵へ!私が通ったクリニックは、全身麻酔で採卵をするので、「麻酔入れますよ」という看護師さんの声を最後に、起きたら採卵は終わっていました。診察台から自力で歩いて安静のベッドまで移動しましたが、まだぼやっとした意識の中だったので、なんだかよくわからないことを、看護師さんに喋っていました。笑。
麻酔から完全に醒めるまで約2時間、横になって過ごしました。この時は、お腹が痛かったです。涙。
麻酔から醒めたら、温かいお茶と健康補助食品のクッキーを出して頂き、診察へ。出血の具合を確認してもらい、感染症予防の抗生剤を処方されました。
全てが終了したのはお昼過ぎ。夫のお迎えで車で帰宅しました。お腹が痛かったので、帰宅後も横になって過ごしました。採卵当日は、お風呂に浸かるのは禁止、シャワーのみ。その他は、普段通りの生活をしてOKでした。
初めての採卵の感想
採卵までの毎日の通院は、スケジュールのやりくりに、頭を使いましたが、終わってみれば、案外大丈夫!という感じでした。
採卵は、、、とても緊張した〜〜〜。そして、痛かった!麻酔をしてるので、採卵そのものの痛みは感じませんでしたが、採卵後から2〜3日後までお腹が痛くて、しんどくて、「こんなの何回もやるの無理!!!!」と思いました。この時、「後1回は頑張ってみよう。でも3回は無理!採卵2回で終わりかな。」と、体外受精のやめどきを決めました。決めたというより、自然と決まった感じでした。
しかし、実は、2回目の採卵は、それほど痛くなかったんです。いや、ほとんど痛くありませんでした。きっと、1回目は緊張して、筋肉もきゅーーーっと収縮して、痛みが強くなったんだと思います。もし、1回目の時に、それほど痛みを感じていなければ、「2回まで」と思わなかったかもしれないですね。
1回目の体外受精の結果
採卵数:8個
精子運動率:45.7%
正常受精卵数:7個
凍結胚数:1個
グレード:4AB
つまり、卵子が8個採れて、7個受精して、育ったのが1個のみ。受精はするけれど、胚盤胞まで育つ率が悪いことがわかりました。
その後、子宮内膜ポリープの手術を挟み、採卵から5ヶ月後に、凍結胚移植をしました。OHSSと、子宮内膜ポリープ手術と、後の避妊期間があったので、採卵から移植まで約半年かかりました。長かったーーー。
結果は、陰性。妊娠に至らず。。。
治療費は、採卵から移植までで約50万円でした。
体外受精は、「負担が大きい」と聞いていましたが、私は「負担」とは感じませんでした。確かに、スケジュールのやりくりがあったり、お腹が張ったり、痛かったりはしましたが、負担とは違うんです。自分でやると決めてやってることですから、当然の大変さというか。。。もし、夫に「負担になるから無理しないで」と言われていたら、ちょっと「ムムッ?!」と思ったかもしれません。通らざる得ない道ですし、無理しないと願いにたどり着けないわけですし、そこに自ら進むことを決意したわけですから、「無理してる」とか「負担になる」とか、そういうのとは違うんだよなーーと、私は思います。
以上が、私の1回目の体外受精でした。